2019/09/03
今年は確定申告が必要なかった人も、来年に向けてぜひ始めてほしいこと。
それは、帳簿をつけることです。
本当は会計ソフトなどを使って、ちゃんとした会計帳簿をつけることが理想なのですが、そこまでしなくてもという人にも、「売上」と「経費」を記録することだけはしてほしいのです。
Excelを使うと後で加工しやすいのでおすすめなのですが、PCでちょこちょこっと、という習慣がない人にはかえって面倒かもしれません。
そんなときは、ノートでいいので記録しましょう。
記録するときは、「売上」と「経費」はそれぞれ別のノートにすることをおすすめします。
記録する内容ですが、最低でも次のことは書き留めておいてください。
「売上」
- 日付
- 売上先(氏名)
- 金額
- いくつも取扱商品がある場合は、できれば商品名も
「経費」
- 日付
- 仕入先・支払った相手
- 金額
- 支払の内容がわかるような摘要
- もしできたら、勘定科目も記入しておくと、確定申告時の集計が楽です。
そして、領収書や請求書類も一式捨てずに保管しておいてください。
領収書はきれいに台紙やノートに貼ったりしなくても大丈夫です。
1年分をまとめて封筒にでも入れておけばいいのです。
できればすべて、7年間保存しておいてください。
帳簿や決算書は7年間保存で、領収書や請求書などは、5年もしくは7年間保存と決められています。
「これは7年でこれは5年」と分けるのは面倒でしょうから、「全部まとめて7年間保存」と思っていただければよいでしょう。
なぜ記録していただきたいかというと、確定申告のためだけではありません。
自分のお金の使い方について、振り返っていただきたいのです。
無駄遣いをしていないか、この売上を上げるためにどれだけの経費がかかったのか、商品の値付けが少し低すぎないだろうか、いろいろなことを考えるきっかけにしてほしいのです。
お金を払うときには、あまり気にしなかったとしても、ノートに記入するときや、確定申告の時期にノートを見たときに、こんなことにお金を使ったんだな、ということを改めて感じてほしいのです。
「自分は起業家というほど大きな商売はしていません」という人でも、商品を売ったりサービスを提供してお客さまから代金をいただいたら、立派な起業家ですよ。
商売の収支を管理することは、起業家としての義務と思って、しっかりお金の管理をしてくださいね。
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