税理士やめて なにしよう

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現金勘定をなくしましょう

time 2017/06/21

店舗を構えていて、レジスターがあるような場合は、もちろんレジの中の現金の金額は管理していますよね。

(もし数えたことがないという人がいたら、今日からちゃんと数えましょう)

現金商売の方は、必ずこまめに帳簿をつけて、帳簿の残高とレジのお金が一致するような習慣をつけてください。

 

では、フリーランスの方はどうでしょう。

事業用の手元の現金て、管理したことありますか?

 

自分で確定申告をしていて、会計ソフトを使って会計入力してる方、確定申告書と一緒に提出した、青色申告決算書の「貸借対照表」の「現金」の金額を見てください。

この金額が、昨年12月末時点で手元にある現金の金額として、あなたが税務署に申告した金額です。

実際とかけ離れた金額になっている方、少なくないはずです。

確定申告は、利益の金額で税金の額を計算しますので、青色申告決算書の1枚目の「損益計算書」以外はちゃんと見たことのない人はたくさんいるはずです。

この4枚目の「貸借対照表」は、あなたの12月末現在の財産や負債の状態を表した表なのです。

青色申告で65万円の控除を受けている人は、せめて「現金」と「預金」の金額は、実際の手元の現金と預金の残高と一致させておかなければいけません。

 

実際、フリーランスや店舗を持たない商売の方で、個人用と仕事用の2つのお財布を持っている人はあまりいないのではないでしょうか。

買い物に行って、「これは個人の分だから青い財布から」「こちらは仕事の買い物だから赤い財布から」なんて、分けてないですよね。

だったら、いっそのこと「現金」の勘定科目、無くしてしまいませんか?

  1. お金のやり取りは、極力銀行預金を通す
  2. 今まで現金払いしていた水道光熱費や電話料金は口座振替にする

これだけでもずいぶん違います。

1.について、もっと言うと、

  • 仕事専用の口座を1つ作って、仕事の入金も支払も、この口座以外使わない
  • クレジットカードを1つ仕事専用にして、プライベートでは使わない

こうしておけば、クラウド会計で自動で読み込むときにもとても楽です。

 

また、事務用品や会食代など、現金で支払いをしたものについては、1か月分の合計金額を仕事の口座からまとめて引き出すようにします。

現金で受け取った売上は、そのまま財布に入れず、仕事の口座にいったん全額入金します。

そうすれば、現金勘定を使わなくても、すべて預金勘定で管理できます。

 

現金勘定と手元の現金が合わないというのは、税務調査でも問題にされます。

実際には仕事用に別にしてある現金なんてないのであれば、帳簿上からも無くしてしまいましょう。

とにかく、手元現金ウン百万円なんて、ほんとにある場合を除いてはやめましょうね。

 

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