バイク大好き個人事業主のための確定申告税理士・山口晶子のブログ

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私にも相続税がかかりますか? 計算の仕組みと財産目録

time 2016/04/27

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「相続」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。

私は仕事柄、「相続」=「相続税」となりますが、同じ連想する方も多いのではないでしょうか。

相続税の計算の仕組み

「この土地を相続すると、相続税はいくらになるでしょうか」という質問をよく受けます。

贈与税はその贈与を受けた土地の評価額に対してかかりますが、相続税の計算の仕方は少し違います。

例えば、兄が5千万円の土地を、弟が2千万円の現金をそれぞれ相続した場合は、兄と弟別々に相続税の額を計算するわけではありません。

ザックリ言うと、まず亡くなられた方の財産をすべて洗い出して、その合計額に対して税金を計算します。

それから各人が相続した財産の割合によって、各人の税金の負担額を計算することになります。

細かい計算については難しくなりますので割愛しますが、財産をもらった人が個々に税金を計算するのではなく、遺産の総額に対する税金を計算してはじめてそれぞれの人の税金がわかることになります。

まずは財産を確定する

相続税がかかるかどうか気になる方は、まずはご自分の(または親の)財産がいくらあるのか計算してみましょう。

その時に作っておくと後々役に立つのが「財産目録」です。

相続が起きた時には必ず必要になりますが、ご本人が亡くなった後でどんな財産を持っていたのかご家族もよくわからず、苦労することも珍しくありません。

相続を気にし始めたら、まずは「財産目録」を作ってみましょう。

財産目録に決まった形式はありません。

ネットのサイトにいろいろありますので、参考にするとよいでしょう。

形式はどうでも構いませんが、すべての財産をもれなく記載することが大切です。

財産目録の記載

相続に備えての財産目録作りなら金額は入れなくてもよいのですが、相続税の概算計算のためには、大体の金額を記載したものを作ります。

不動産

土地・建物それぞれの所在・地番・建物番号

土地は、住居表示(いわゆる住所)と不動産登記事項証明書(以前は登記簿謄本と呼んでいました)に記載された地番が違うことがあります。

登記されている土地の情報は「地番」で管理されているため、土地の住所だけでなくこちらもわかれば記録しておくとよいでしょう。

また、こどもが家を買ったときに資金を援助して、親の持ち分が入っている場合があります。こちらも忘れず記載しましょう。

土地の評価額は、都市部ではほとんど路線価でおこないます。

国税庁のHPに路線価が載っていますので、自分の土地が接している道路の路線価(1㎡あたりの金額です)に土地の面積をかけて計算します。

(実際にはもっと複雑な計算をします。)

路線価の見方がわからない方は、毎年役所から送られてくる固定資産税の課税明細書の「価格」の金額に1.1をかけた金額を使っても構いません。

建物の評価額は、同じく固定資産税の課税明細書の「価格」の金額をそのまま使います。

預貯金

普通預金・定期預金ともすべて記載します。

記載するのは銀行名と支店名・口座番号、残高です。

残高は日々動くものですが、相続財産の概算計算をするためのものですので、記載する日現在のもので構いません。

使っていない口座や忘れている口座はないでしょうか。

できれば、使っていない口座は解約しておくといいですね。

また、手元にまとまった現金を保管している場合には、これも入れるのをお忘れなく。

株式・公社債

「上場株」「投資信託」「国債」などの種別・銘柄・株数や口数、銀行や証券会社名と支店名を記載します。

金額は便宜的に直近の取引明細の金額や昨日の株価でよいでしょう。

その他

家財

家財道具も財産です。建物の評価額の1割の金額を加えます。

趣味関係

高価な骨董や絵画、ゴルフ会員権、宝石など、財産としての価値のあるものは取引の相場の金額をとりあえず記載します。

釣竿なども、高価なものがあるようですね。

負債

ローンなど借入金がある場合には財産からマイナスします。

これも財産目録作成時点での借入金の残高を記載しましょう。

まとめ

どうでしょう、財産の総額は計算できたでしょうか。

この金額から基礎控除額(3,000万円+600万円×法定相続人の数)を引いた金額がゼロまたはマイナスになれば相続税はかかりません。

プラスになってもいろいろな特例や控除を使えば相続税がかからない場合があります。

まずは財産目録を作って、相続税を払うことになるかどうか計算してみてはいかがでしょうか。

 

☆★☆★編集後記☆★☆★

W800に取り付けるチップストップエンジンプロテクターが届きました。

バイク本体がやってくるのはもう少し先になりますが、取り付けるものをあれこれ探しながら楽しみに待っています。

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