税理士やめて なにしよう

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税理士に不満がある 経営者と税理士双方が心掛けること

time 2015/11/24

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税理士を変更したい

先日会社を経営している友人から相談を受けました。

顧問税理士の言っていることがわからないので、税理士を変えようか迷っていると言うのです。

説明を求めても専門用語ばかりで理解できず、何度も聞き直すとあからさまに不機嫌になるのでそれ以上は聞けないそうです。

知り合いの社長に紹介された「いい税理士先生」は、利益が出ると適当に経費を作って税金をなくしてくれる経営者の味方だそうで、依頼を躊躇しているということでした。

紹介してくれた方との関係もあるでしょうが、架空経費を自ら計上する税理士など言語道断、やんわりと断りを入れるよう話しました。

さらに、今の税理士との付き合い方を聞いたところ、ほとんどコミュニケーションを図っていないことがわかりました。

税理士の側

私のところは今年に入ってお客様が流動的になってきました。

以前は契約解除が一件もないのは、よい税理士の証拠と思っていましたし、そういう評価もあるようです。

ただ、不満を持ちながら税理士を変えられない経営者が多いことも事実です。

中には税理士の変更はできないものと思い込んでいる方もいらっしゃいます。

新たに契約したお客様からは「前の税理士とトラブルがあったわけではないが、何となく頼りない」とか、「ミスが多かった」との税理士変更の理由を聞きました。

私との契約解除をされたお客様については、「社長としばらく会っていなかった」「税額の概算に不満顔だったな」など、ひそかに不満を募らせていたのでは、と思い当たることがいくつかありました。

「安い方がいい」という理由で変更される方はどんどん変更していただいて結構なのですが、それ以外の方の変更理由は反省材料として心に留めておきます。

また、「提供されるサービスが合わなくなった」というときには、自分が合わせていくのか、合う税理士を探していただくのかは自分の軸をどこに置くのかで変わってきます。

私は変更していただく方を選んでいます。ですので、ある程度流動的なのは仕方ないことなのです。

経営者の側

税理士を変更するのは悪いことではありません。

ただ、税理士には要望や意見を伝えましょう。

こうしてほしいということは、言葉にしないと伝わらないものです。

税理士の方も言われて初めて気がついて、改善されることもあるでしょう。

要望を伝えても変わらなかったり、聞く耳を持たない税理士なら即変更でよいのです。

相手に伝えないまま不満を募らせていると、せっかく税理士を変えてもまた不満が募っていきかねません。

また、誰かから紹介された税理士が気に入らなかったら、断ってしまっても構いません。

会社の大切な情報を信じて預ける相手ですから、決めるまでに時間をかけてもよいでしょう。

よく話をしてお互いのことを理解することは重要だと思います。

まとめ

その後友人は、税理士とよく話し合うことにしたそうです。

それでもだめならまた相談に乗ってほしいとのことでしたが、連絡がないところをみると、関係が改善されたのかもしれません。

経営者と税理士の距離感や密度など、求める関係の深さは十人十色です。

経営者は意見や要望を伝え、税理士は提供できるサービスを明らかにする。

そうすることで双方の利益や満足度が向上するのではないでしょうか。

 

☆★☆★編集後記☆★☆★

前の事務所はすぐ近くに郵便局があったのですが、今は歩いて10分ちょっとかかります。

本局までは往復40分です。電子申告にしてからは行く頻度は減りましたが、やはり郵便局は近い方が便利です。

静岡生活