2019/09/03
帳簿をつけるとき、どこに入れたらいいかわからないようなものは、「雑費」を使うことが多いのではないでしょうか。
「雑費」は、どこにも入らないものや、勘定科目を作るほどでもないときに使う便利な勘定科目です。
プライベートな支出を紛れ込ませる便利な科目だと勘違いしている人はいませんか?
この「雑費」、あまり印象がよくないのです。
決算書を見たときに、他の勘定科目はどんな支出か見当がつきますが、その他いろいろが紛れ込んでいる「雑費」の正体はいったい何なのか、とても気になります。
ましてや、この「雑費」の金額が大きい場合は、税務署だって気になって調べに来たくもなります。
なるべくなら、「雑費」は使わないようにしましょう。
今「雑費」を使っている人、どんな支出が含まれていますか?
他の勘定科目で処理できるものはないでしょうか。
経費に入れてはいけないものが混じってはいないでしょうか。
決算書を見るときにどこを見るかというと、私の場合は、まず全体のバランスを見ます。
売上に対して仕入はどうか、各科目はどうか、そのお客さまの業種や業態から考えて、不自然なところはないか、そういう視点で見ます。
なんでもかんでも雑費にしてしまっては、バランスを見ることができないのです。
税務署はもちろんですが、もし金融機関から融資を受けようと思っているなら、同じようにこの「雑費」は嫌われます。
決算書は、他の人が見たときに、どれくらい売上があって、どんなものにお金を使って、どれだけ利益が出ているのか、わかりやすいことが大切なのです。
「一体これは何なのか」というものが混じっていてはいけません。
今まで「雑費」を便利に使っていた人は、これからは他の勘定科目に入れられないか考えて、なるべく使わないようにしましょう。
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