八方美人はダメ。ターゲットを絞り込もう

「ストライクゾーン広いですよ、誰でもOKです」という人と、「私はあなたを幸せにしたい」とピンポイントに攻めてくる人、どちらの方がモテるでしょうか？

受け身で待っているだけの人より、訴えかけてくる積極的な人の方がよくないですか？

もっと言うと、ストライクゾーンが広いと公言している人は、誰でもいいんだと思われて、大切な人との出会いのチャンスを逃がしているのではないでしょうか。

 

お客さまとの関係もこれと似ている気がします。

何でもできる人ほどHPや名刺などに「あれもできます、これもやります、何でもお任せください」と書いてしまいがちです。

でもこれって、逆に選ばれないですよ。

自分の商品やサービスを買ってほしい、自分を選んでほしい人を具体的に思い浮かべて、その人に向けて自分が何ができるのか訴えかけていったほうがいいのです。

ターゲットを絞り込むのは勇気がいることですが、同じような職業の人の中から選んでもらうには、「これならお役に立てます」ということを明確に打ち出さないと、埋もれてしまいます。

先日お会いした方は、「税理士」に相談したいけど、「税理士＋地元の地名」で検索したらたくさん出てきて、どうやって選んだらいいかわからなかった、とおっしゃっていました。

そんなとき、その人の悩みと自分の提供するサービスが合致したら、迷わず選んでもらえます。

「こんな人はぜひご連絡ください」と、いくつか例示して、自分の提供できる価値を明らかにすると、それに思い当たる人が来てくれます。

さらに、「こんな人は来てほしくない」という人には選ばれないという、嬉しいおまけもついてきます。

誰でもOKは誰からも選ばれない、好ましくない人を引き寄せるという、よくないことの方が多いのです。

八方美人はやめて、勇気を出してターゲットを絞ってみましょう。

自分の得意分野を作りだすことで、お客さまにも選ばれ、質の高い商品やサービスを提供できるようになりますよ。

 

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