税理士やめて なにしよう

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「客単価を上げる」を勘違いしてはいけない

time 2016/11/21

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飲食店で、料理がおいしいからついお酒が進むとか、雰囲気がいいからついついたくさん食べてしまうなんてこと、よくあると思います。

あそこのマッサージすごく効くから、今度は足つぼもお願いしようなんてことも。

お客さまが満足してたくさん買ってくださったり、サービスを受けてくださるのはとても良いことです。

自分の提供するものやサービスの価値を認めていただいた証です。

こんなふうに客単価が上がることやリピーターが増えることを目指すなら問題はありませんし、むしろ目指すべきです。

 

先日、集客コンサルタントと称する人からこんなアドバイスを受けました。

新規顧客開拓よりも、既存顧客にたくさん売った方が収益は簡単に上がるというものです。

確かにそうでしょう。

この人にもっと売れるものはないか考えたり、今のサービスを包括契約から切り出して別料金にすればまだお金を引き出せるとのことでした。

また、以前経営コンサルタントから提携を持ちかけられたときに、税理士を抱き込むメリットについて、こんなことを言われました。

「起業支援は起業すると契約が終了になるし、経営改善は一通りコンサルが終わるとやはり契約が終了になる。そこに抱き込んだ税理士を送り込んで、適当なタイミングで『経営改善のためコンサルを入れましょう』と言わせれば自分の仕事が途切れることはない」

こんな人たちに引っかかったお客さまはたまったもんじゃありません。

 

「客単価を上げる」というのは、必要のないサービスをいかに売り込むかということではないのです。

私(税理士)でいうと、自分で確定申告できる人に、「税理士に頼まないと税務調査が来る確率が高くなる」とか、「相続対策をしておかないと大変なことになる」と税務相談を勧めるなどのように、不安を煽って契約してもらうというのは、不誠実だと思うのです。

自分の利益を上げるために、必要のない商品やサービスを売りつけるのは一種の悪徳商法です。

自分の商品やサービスが必要な人に届くように、売る相手や状況を間違えないようにしたいものです。

 

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