税理士やめて なにしよう

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「こうあるべき」からは離れてみる

time 2017/02/01

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昨年末から個別相談が増えていて思ったのは、顧問契約にこだわる必要はないんじゃないかということです。

士業のなかで、弁護士や司法書士などと税理士が違うのは、顧問契約がほとんどで安定して収入があるところです。

顧問契約を結ぶと、毎月決まった金額が入ってきますので、税理士向けのコンサルのタイトルは「独立開業後、1年で顧客を100件獲得した」とか「劇的に顧客を増やす法」なんていうのが多いです。

もちろん継続的にお客さまと関われる顧問契約にはいいところがたくさんあります。

今のお客さまは、会社設立から関わっているところが多くありますので、売上の規模がだんだん大きくなって、社長が経営者らしくなってくるのをそばで見ていられるのは、この仕事ならではの醍醐味でもあります。

その一方、単発の相談にいらっしゃる方の悩みをうかがって、「相談してよかった」と言っていただいたときの喜びも格別です。

お客さまが必要な時だけ頼ってくれる関係って、役に立ってるのを実感できてうれしさ倍増なのです。

こちらの都合ではなく、お客さまの事情にあわせた仕事の形があってもいいのかなと思いました。

顧問契約だけに頼らない事務所の経営、既存の税理士とは違う仕事の仕方を探してみるのも面白そうです。

 

固定観念にとらわれていると、ものの見方が一方向になりがちです。

こうあるべきとか、こうするべきとか、本当にそうなのか、一度疑ってみた方がよさそうです。

「こんなことはお金にならない」とか、「そんなことは自分には絶対無理」とか、もしかしたら自分の思い込みかもしれません。

失敗した時に、どうして失敗したのか、どうしたらうまくいくのか考えると思います。

いろんな角度から物事を考える習慣をつけると、新たな活路が見いだせるかもしれません。

またまた税理士の例ですが、無料か格安セミナーで集客して顧問契約に結び付けるというのは、わりとどこの事務所でもやっている方法ですが、いまどき「確定申告の仕方」とか、「独立開業セミナー」とか、そんなことで集客できるのかちょっと疑問です。

大手の事務所なら可能かもしれませんが、ひとり税理士や開業間もない税理士なら、もっと違う方法があるはずです。

その「違う方法」こそが差別化だと思うのです。

どんな職業にでも言えることで、事業の規模が小さければ小さいほど「王道」で勝負していては勝ち目はありません。

ビジネス書で大成功した人の経営哲学を学ぶのもよいでしょうが、そのまま真似してもうまくいかないでしょう。

それは、その人の成功体験であって、そのまま自分に応用できるものだはないからです。

難しく考えずに、自分だからこそできることや思いつけることを探してみましょう。

始めは誰かの真似から入ったとしても、試行錯誤の段階で自分独自の方法を見つけてください。

見つけられたらきっと楽しいですよ。

自分らしい働き方や仕事の仕方ができるのですから。

 

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