2019/09/03
お金の管理がどうしても苦手だというのなら、すべて通帳を通してみてください。
まず、仕事用に口座を一つ用意します。
これは、仕事以外には使いません。
入金も出金も、これ一つで管理するのです。
売上が振込なら当然この口座へ。
現金売上がある場合は、できれば毎日、無理なら最低でも週に1度は全額入金してください。
小売業をしている方が、日々の売上をまとめて1週間分入金するときにやっていたことで、感心したことがあります。
それは、日々の売上をその日ごとに封筒に入れて日付を記入、入金するときもまとめて全額ではなくて、日付の古い方から一日分ずつ順番に分けて入金していたのです。
そうすると、通帳には7件の入金が記入されて、それぞれに売上日をメモしておけば、帳簿に付けたのと同じことになります。
一見面倒くさそうですが、こうすることで通帳で売上を管理することができるのです。
また、経費も、できればこの口座から引き落としか振り込みにしてください。
この口座から引き落としになるクレジットカードを作って、このカードも仕事以外に使わなければ、経費もすべて口座一つで管理できます。
現金で支払うものは、毎月月末に使った金額の合計額をまとめて引き出すようにして、その合計額の明細もわかるようにしておきます。
個人事業主なら、ここから生活費を引き出すと思いますが、それもルールを決めておきます。
毎月月末に20万円のように定額を引き出すことで、無駄遣いも防げますし、通帳を見ただけで今現在の商売の収支もわかります。
残高が足りなくなった場合は入金しますが、その入金したお金が赤字になっている分です。
お金の管理が苦手だという人は、例外なくお金の公私の区別をつけられない人です。
お客さんからもらった現金でちょっと買い物をしたり、何枚ものクレジットカードで買い物して、経費になるものと個人の買い物がごちゃごちゃでわからなくなってしまったりしています。
そうなるとわけがわからなくなって、ますますお金の管理が面倒になってしまいます。
通帳一つでお金を管理するということは、入金出金も、生活費引出しと不足分を補う以外はすべて仕事に関係するものですので、一目見てどのくらい儲かっているのかわかります。
残高がどんどん増えていけば、利益がどんどん出ているということですし、たびたび残高不足でお金を入れなければいけないというならば、それは赤字の状態が続いているということです。
クラウド会計を使っている方でしたら、仕事専用口座と仕事専用クレジットカードを作ることで、データを取り込むのが格段に楽になりますので、これはやるべきです。
手書きのメモで「売上」と「経費」をつけていても、どのくらい利益が出ているのかはすぐにはわかりません。
帳簿や会計ソフトはハードルが高いという人、これから商売を始めようという人は、まず専用通帳を作ることから始めてみてください。
絶対おすすめです。
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