2019/09/03
20万円売り上げたら確定申告が必要！という記事を見かけたので。
これ、ちょっと違います。
確定申告が必要かどうかの判断は、売上金額ではなく「所得」でします。
所得 ＝ 売上 － 経費
です。
ですから、例えば今年の売上が50万円の人でも、経費がいくらかかったかで確定申告が必要かどうか変わってきます。
サラリーマンなど本業の収入がある場合
副業の所得が20万円以下なら確定申告は必要ありません。
ただし、副業の収入から源泉徴収されている場合には、申告すると還付になる場合があります。
主婦や個人事業主など、他に収入がない場合
起業したてで、経費がたくさんかかって利益が少なかった人や、他にパート収入などがない主婦の方の場合には、所得が38万円以下なら確定申告の必要はありません。
ただし、今年会社を辞めている人は、源泉所得税を納めすぎになっているはずなので、還付を受けるためにも確定申告しましょう。
意外と忘れがちなのが、アフィリエイトの収入や、ビットコインなどの仮想通貨の利益です。
こちらもそれぞれ20万円もしくは38万円を超えたなら、確定申告が必要です。
それから、確定申告するには、その年のすべての所得を申告する必要があります。
給料の他に副業の収入があった場合に、副業の部分だけを申告すればいいと思っている人がいましたが、そうではありません。
給料と副業の所得を合わせたその人の1年間の所得に対する税金を計算して、既に納めている税金との差額を納めたり還付を受けたりします。
今年も残り2か月を切っています。
帳簿をつけていない個人事業主の方はいませんか？
そろそろ始めないと、間に合いませんよ。
※当ブログは、「難しいことをやさしい言葉でわかりやすく」を目指してます。
税法の細かい用語や要件には気をつけておりますが、最終判断は顧問税理士や税務署等専門家へお問い合わせください。
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