2019/09/03
独立してから常に心のどこかにある気持ち、それは不安です。
将来の不安、失敗に対する不安、仕事がなくなる不安、健康の不安、たくさんの不安です。
休みでも休まらない
以前会社勤めをしていたときも、会計事務所に勤務していたときも、基本的に休日はオフでした。
旅行に行ったり、趣味を楽しんだり、日曜日の夜にちょっと憂鬱になったり。
それが、独立してからは休みが休みでないような気がします。
旅行に行ってもメールをチェックしてしまったり、電話に応答したり、100%オフにはなれません。
忙しいとカレンダーも時間も関係なく仕事しますし、暇でも勉強しないといけないような焦りを感じます。
体も心もなんだか休まりません。
気が済むまで怠けてみた
何にもする気がしないときがあります。
これが一番たちが悪いのです。
仕事をしない、かといって勉強をするわけでもない、自分はだめな人間なんじゃないか、悪い考えのループに引き込まれてしまいます。
以前、独立して間もない時に、不安に押しつぶされそうになったことがありました。
何にもしたくない、でもやらないといけない、焦りと不安でつらくて切なかったです。
その時、思い切って一ヶ月間休んだのです。
仕事なんかしなくてもいい、勉強もしない、本も読まない、研修にも行かない、人にも会わない、がんばらない。
とにかく何にもしないでただゴロゴロして、気が向けばバイクで走ってくる。
起きて寝て、食べて走って、何も考えない、相当なダメダメ生活でしたが、効果てきめんでした。
休みを終えてからは不思議とリフレッシュして、しばらくは今まで以上に精力的に活動しました。
それでも、一生続く効果ではないようで、いつしか心の中に不安が生まれていました。
不安と一生付き合う
サラリーマンだって、いつ会社がなくなってもおかしくない時代ですし、いつまで働けるかもわからないのですから不安がない人はいないのかもしれません。
ただ、個人事業主や経営者はその不安がもっと強い気がします。
非常に業績のいい会社の経営者の方から「働き続けないと不安です。ホームレスを見ると、明日は我が身と思えてもっと頑張らなければ、と思うのです」と打ち明けられたことがありました。
そんな不安とは無縁に思える方でしたので、その時はとても驚きました。
独立するということは、この不安と常に向き合っていかなければいけないのです。
なんでも自分で決められる自由は自己責任と表裏一体です。
独立を考えている方は、楽しいことばかりではないということも頭に入れておいてほしいと思います。
☆★☆★編集後記☆★☆★
先週から布団乾燥機の出番となりました。
冷え性のため手足が氷のように冷たくて眠れないので、暑いくらいに布団を温めます。
一度使うと春まで手放せません。